Area-TAKU 実用!バンド講座

Lesson 04


何はともあれ個人練習 ... あしたの為にその1(左ジャブ)



さて、久々のバンド講座。

今回は具体的な個人練習の話にしようと思う。
タイトルにもある様に、とにかく、何はともあれ個人練習が一番大事だ。

みんなで入るスタジオの練習ってのは、どっちかって言うと“あわせ”の場。
つまり、R.H(リハーサル)だから、そこでそれぞれが自分の練習してたら、
スタジオ代だって、時間だって、いくらあっても足りなくなっちまう。

それに、個人的にスキル磨けばおのずと自信もついてきて、
みんなとの練習にも余裕が持て、バンド全体のアンサンブルやステージングの
より良いアイデアも浮かびやすくなる。

んじゃぁ、個人練習で押さえるべきポイントは何処か?
今回はそんなお話。



簡単に結論から言うとね、練習ってのは

思った時に、思った事を、思った通りに出来る様にする。

これが目的なんだ。

そう考えると、やり方を整理できる訳で、すると大事な2つの力が必要だって事がわかる。
まず、何をどう思えばいいのか?つまり思う力。
そして、思った通りにするにはどうやればいいのか?つまりテクニック。

この2つをバランス良く鍛えないと全然実践的じゃぁなくなってしまう。

いくら発想があっても、具体化できなければ誰もわかってくんないし、
いくら色々出来る力があっても、何やればいいのかがわからなければ、その力を発揮できない。

ここまでは、きっと音楽以外のどんな事の練習にだってあてはまると思う。

で、音楽の場合、音楽である以上、“リズム”“メロディー”“ハーモニー”で成り立ってる訳だから、
(あと、もちろん“詞=言葉”もあるけど、作詞の話は今回は除外なのだ。)
当然その辺を押さえておけばOKだって事になる。

でもね、その3要素だってさ、簡単に言うと結局は
時間軸の、縦と横の関係をしっかりさせるって事だけなんだけどさ。

つまり演奏ってのは、
何人かの人で、同時に一緒にやってる事なんだから、
みんながそれぞれ適当に思い思いにやってたらメチャクチャになっちまうじゃん。

だから、同じタイムとピッチ、同じ約束事っていう最低限のルールを守りながら、
なおかつ、好き勝手できるように、自分を鍛えておけばいいって事だ。

その中でもまずはリズム。つまりタイミングから入ってみよう。

メトロノームは絶対に必要です。

もってないヤツがいたら、これだけはすぐ買いに行くべき。絶対に...

実際のレコーディングは、最近ではライブだって、クリックと一緒なんだから、
もう最初からそれに慣れておいた方がいいに決まってる。

ところがね、コツとしては、クリックをめがけて行ったら遅れるって事。
クリック狙ってヒットするともう遅い。クリックと一緒に走ってるカンジを掴んで下さい。

具体的な練習方法だけど、たとえばエイトビートの場合だったら
4分音譜でコツコツ流さないで、8分音譜の裏をメトロノームに打たせる。
ンカッ!ンカッ!ンカッ!ンカッ!って感じるように....
そうすると、拍頭を自分が責任もってヒットする必要がある訳だから
クリックをめがけるっていう感覚よりも、一緒に走るって感覚になれる。

話ちょっとそれるけれども、CDとか聴く場合はまったく逆の事をやればいい。
自分はリズムの裏でリズムを感じるように習慣づける。
ンカッ!ンカッ!ンカッ!ンカッ!って口でいいながら聴いてみる訳。

音楽聴く時だけじゃないよ。
たとえば、運転してる時のウインカーのリレーの音の裏をとる。
寝る時に聞こえてくる時計の音の裏をとる。
歩いてる時の足のリズムの裏をとる。
とにかく、周期的な音はすべてンカッ!ンカッ!ンカッ!ンカッ!と裏でとる。

これは実際に俺も毎日やってる事なんで、是非実際にやってみて下さい。




書いてくると、あっという間にページを使ってしまって、
メトロノームの話さえ、途中で終わってしまう事になってしまった。
やっぱ、もうちょっと細かくテーマを設定しないと一回では書ききれないなぁ....

次回からは、ちょっとその辺考えてテーマを設定しなおそうと思います。

とにかく今回は個人練習の巻「その一」って事で、メトロノームの使い方まで話しました。
絶対に大事な事なんで、今から必ず習慣にして下さい! んじゃ
ヨロシク!

TAKU






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