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DIARY

1999/05/22(土)

直筆
直筆と言えば、ワープロやPCを使うようになってからこのかた
だいぶ手で字を書く機会が減った。

昔はレコーディングの歌詞カードさえも手で清書してたもんな。
今なんて考える時から手じゃ書かない。

日記だって、手紙だってたいがいの事はキーボードで書くでしょう?

でも、手書きの風情は絶対にいいよね。
特にパーソナルな内容を人に伝える為には絶対に手書きの方がいい。

Johnnyが冗談で、「字は心だ!」とかなんとか言ってたんだけどそれって本当だと思う。
文の内容、書体のクセ、レイアウト、使う用紙。それらからトータルに何かが伝わるもんね。

で、自分の筆跡を考えてみるとさ、

その時の気分や筆記具や書いた場所や環境や内容によって全然変わるでしょう?
万年筆によっても全然違うし、ボールペンによっても全然違う。
鉛筆なんかは、芯が尖ってる時と丸くなってからとはまた違ってくるしさ。


ところで、俺が一番字が下手になってしまうのは何故か区役所なのだ。

置いてあるペンと、台と、用紙。全ての感触でそうなっちゃうんだろうけど、
えらい書きにくい。すんごく書きにくい。とっても下手なヤツになってしまう。

いい歳こいてこんな字書くのかって自分で恥ずかしくなるくらい下手になる。
書類出すとき毎回イヤだもんね。

ましてや区役所の書類なんて、自分の名前とか住所とかの本来ならば一番書き慣れてる字でしょう?
なのにこれだもんってカンジ。

これは実は昔からとっても不思議だったのよ。区役所の字下手現象
みんなどう?そんな事ない?


そんでサインとか、ファンクラブの会報とかの文字は当然マジックやサインペンで書く事が多い。
マジックの使い方も実は奥深いよね。写譜ペンやレタリングのペンに通じるものがある。

そうそう、譜面書くのは面倒だけど好き。
歌詞カードはプリントアウトするけど、マスター譜はいつも自分で手書きだもんな、そいえば。


実はね、以前から秘かに憧れてるイメージがあるんだけどさ。

縦書きのオーダーメイドの原稿用紙に、万年筆で手書きでカリカリ執筆する小説家
ワープロやPCじゃダメなんよ。
ましてやマイクロカセットに吹き込んで秘書にタイプしてもらうのなんて言語道断。
やっぱり和服着て、どっかのリゾートの別荘の和室の座卓で難しい顔しながらカリカリ。
窓の外は静かな大自然の景色。山でも高原でも海でもいいんだけどさ。 とにかくそんなイメージ。
で、モンブランのぶっといペンで、あの作家文字を綴る俺。
カッコイ〜〜ッ!とか思っちゃうんだよな。そんなの。

でもその前に文壇デビューが先決なんだけどね。ははは。


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