DIARY
1999/07/20(火)
賞味期限と安全上のご注意!
最近気になってる事がある。(まあ大した事じゃないけど・・・)
食品とかに製造年月日とか賞味期限が表示されてるでしょう?
あれは俺なんかにとっては非常にありがたい表示です。
俺も含めて最近の人は、昔っからの経験上の生活の知恵的な情報にうとい場合が多いし、
昔の人にくらべて鼻も効かなくなってきてると思います。
どんな食品がどの位保存可能か?とか、これヘ〜キかなぁ?とか、
これの食べごろは一体いつなのか?とかがわからない場合があったり、
ついうっかり、
これいつ買ったんだっけなぁ・・・?とかわかんなくなっちゃった時に、
俺を食中毒の恐怖から守ってくれます。
意外に傷みが早い物の場合なんてなおさらです。
そうそう、食中毒になった事ありますか?
あれってば最悪だよね。苦しくて苦しくて・・・
以前、赤坂で業界の研修会があってさ、終わってからみ〜んなで食った夕食でなんと食中毒。
刺身かなんかがヤバかったらしいんだけど、えらい騒ぎでした。
しぬかとおもった。
この季節はみなさんも気をつけて下さい。
あ 脱線・・・話を戻します。
そこまでは全然ありがたい話なんですが、本題はこれから。
人と人として、なんか寂しい気分にさせられるのが、企業とユーザーとの関係なんです。
まずは、最近の家電とかの商品に付属してる『取扱い説明書』の注意書き。
モノによっては、本文よりもページをさいて、『危険』『警告』『注意』『禁止』、
そしてなんと『強制』マークなんてのもあります。
これらの表示は、ユーザーの安全の為に表示してあるって“たてまえ”ですが、
実は違うでしょう?
メーカーからして見れば、『ちゃんと言いましたからね!』って意味じゃん?
これは一体、どういう事かというと、訴えられたらマズイから・・・って事は、
反対に言うと、下らない事でメーカーを訴えるユーザーがいるって事です。
何かが起こった時に、一体誰の責任にするか?
ここまでは、誰々、これ以降は自分の責任っていうラインの引き方と、
お互いでよりよい関係を構築しようっていう感覚の欠如が問題だと俺は思う。
お互いに責任を擦り付け合ったり、お互いのスキを突き合ったりし始めるとロクな事はない。
『自己防衛』に始終してしまっては本末転倒だ。
結果、コストも上がり、価格も上がり、取扱説明書もややこしくなる。
もちろん、明らかなメーカーサイドのミスによって、重大な被害を被ってしまう場合もある。
そういった時はメーカーが責任を持つべきだし、それが当然だと思う。
だけどね、
『小さいお子様の手の届かない所に云々・・・』(あたりまえだ!親の責任)
『この電話機を電子レンジに入れないで云々・・・』(け・携帯をレンジに入れるかぁ?)
『不安定な台の上や傾いた場所に設置すると落下して危険云々・・・』(置いたヤツが悪い!)
こ〜んなのはみんなユーザーの責任でしょう?
バカな使い方したユーザーに「おたくの責任だ!」と訴えられたメーカーもたまったもんじゃない。
でも、色々な規則もあるし、立場もあるんで、
いちお『ちゃんとこちらは言いましたよ!』って証明が必要になってくる。
この前も、デパートに子供用のプールとかで使う“浮輪”が飾ってあったんだけど、
子供用だから小さいじゃん?なのに、注意書きが表側にビッシリと表示してあって、
『尖った物に触れると破損する恐れがあります』とか、
『本品は救命器具ではありません』とか
もう、考えられる限りの危険に対してフォローしてあった。
しかもほとんどは、本来ユーザーの責任範疇だろって事ばっか。
その印刷のおかげで、デザインはくずれるは、うざったいわ、かわいくないわで、
結局、作る方も、買う方も、使う方もみんなで損してるカンジ。
「ヘンだなこりゃ」と思ってしまった。
つまり何が言いたいかっていうと、
必要以上に相手のアラばっか探してしまうギスギスした人間関係は、
結局お互いにとって“損”なんじゃないかって事です。
自分を守る為に相手に責任を求める事も、判断を間違ったら結局、
自分の首までしめてしまう事になってしまうかもねって事です。
こんな事でもやっぱ、大事なのは『権利』『責任』それに伴う『リスク』に対する意識の問題。
個人的な意見で言ったら、
結局の所、最後は自分の人生は自分で責任持つしかね〜な。と思ってます。
『権利』『責任』それに伴う『リスク』、全ては自分の判断と決断の結果です。
たとえ相手のミスをどんなに責めた所で、結局最後の最後は、あって謝罪かお金。
本当はそれじゃ、失った物だって取り戻せないし、気持ちだってチャンチャンにはならない。
最初から金目当ての“いちゃもん”は論外。
とにかく、自分は自分で守るしかないって事です。
そうそう、広告に関してもそうです。
いかがわしい広告・まぎらわしい広告・嘘・だまし等の不正行為は
やっぱマズイとは思うんだけど、
この前、JALかなんかの藤原紀香の広告見てたら、
『この写真はイメージです』とか印刷してありました。
これってたぶん、
沖縄ツアーの宣伝写真なのに、きっとサイパンかなんかで撮影した写真を使っているので、
もしかしたら『誇大広告』と言うやつがいそうなんで、こうフォローしてあったんだと思うんだけど、
なんかヘンでしょう?それって・・・いいじゃんかそんなの。と俺は思ったのね。
これ見て、「あ 誇大広告だ!」とジャロに苦情を訴える人がいるとしたら、
俺の感覚ではそっちの方が“いちゃもん”だと思うもん。
水着の藤原紀香、青い空、きれいな海・・・あ〜沖縄行きたい!
いいじゃんそれで。
この写真がどこで撮られていたとしても関係ないです。
わざわざそこで、『この写真はイメージです』とか印刷しなければならない今の世の中。
きっとお互いに損してるです。
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