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DIARY

2000/01/13(木)

『走り』と『歩き』
ふと思った・・・

トレーニングと言うとすぐ思いつくのがまず走る事。
『走り』を鍛える事が多いでしょう?
やっぱ基本はともかく走る事だよね。
『歩き』を鍛えるなんてのは、競歩の選手以外にはあんま聞かない。

でもちょっと待てよ・・・

人生においてまず必要な力はどっちなんだろう?
『走り』と『歩き』どっちが重要なのか?
走るの得意な人と歩くの得意な人、どっちが遠くまで行けるのであろうか?
『走り』の強力な人と『歩き』の強力な人、最後に勝つのはどっちなのであろうか?
意識して鍛えるのならば『走り』と『歩き』どっちなんだろう?

考えてみたら、歩く事の方が重要に思えてきた。
それは何故か?

徳川家康じゃないけど、人生はやっぱ荷物を背負った長距離レース。
そもそも生物が『走る』場面ってのは、どちらかと言うと緊急事態でしょう?
獲物を追う・危険や敵から逃げる・急ぐ・慌てる・・・全部特別な場面。
めったやたらにはない危機や緊急事態の時の行動。
普段は『歩く』、そして時々『休む』。
で、ここぞと言う時に『走る』。これが行動のパターン。

って事はさ、
日常の大部分を占める緊急じゃない時=普段の『歩き』が実は一番大切で、
人生の様な長距離レースの場合、結局はその『歩き』が、
最後の勝敗を左右する重要な要素なんじゃないかなって思った訳。


まぁこんな事は『うさぎと亀』とか『蟻とキリギリス』の童話でも
よく教訓になってる事かもしんないけどさ。
とにかく、どんなに足の早いヤツだっていくらなんでも、
いつも緊急事態のままず〜〜〜〜〜〜っと走るのは無理。

もちろんそりゃ一番なのは、
普段の『歩き』も緊急時の『走り』も、共に両方しっかりしてる事なんだろうけれども、
実際に自分自身の人生のパワーアップを具体的に見直すとするならば、
時々しか使わない緊急用の『走り』を鍛えるより、
まずは普段の『歩き』のパワーアップに神経を使った方がより実用的だと思った。


そんな事を思いながら実際に真剣に歩いてみる。
そして全体のフォームとか足の裏とかリズムとか、とにかく身体中全部を意識する。
自分はどんな歩き方なのか?どんな普段なのか?を認識してみる。
そんなのもたまにはいいのかもしれません。



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