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DIARY

2001/03/15(木)

根拠のない自信
ところでみなさん。
今夜は真面目な話なのだ。

先程何かの拍子にふいに、男として日頃一番肝心な事って何なんだろうって考えてみたんです。
すぐに答えが出た。

そう、今日のテーマそのまんま・・・
一番肝心なのは、『根拠のない自信』なのだ。

これは“プライドの高さ”とか、“虚勢”や“コンプレックスの裏返しの自信過剰”とかとは
まるで違う次元のお話だよ。

澱みがないっていうか、素直っていうか、言い方によっちゃ、アホっていうか、
はたから見て「どうしてなの?」ってなくらいに
自然で伸び伸びと自分のペースで振る舞えるカンジっていうか・・・
そんな自信についてのお話です。

とかく大人になると、人は物事の判断や結論に裏付けや理由をくっつけたがる。
どんな事でも、どうにか自分の中で理屈として納得したい訳なんだよね、これはきっと。

自分に対する判断や結論にもそれは言えるわけで、
怪しかろうが何だろうが、とにかく何らかの理屈に基いて、
どうにか自分で自分を納得させる必要がある。

他人との比較や全体の平均、人の視点、他人からの評価。
本当は結局どれも全然客観的じゃないのに客観的な判断だと思い込む納得の仕方。
だってそういったどんな材料だって、解釈して判断して納得するプロセスは主観なんだもの。

そして残念ながら、人間はわりとポジティブな材料よりも、
ネガティブな材料に影響を受けてしまう。
やっぱ自己防衛の本能なんでしゅよね。

で、とにかく、結局大人になると
おばかな“思い込み”は論外として、
けっこう自信って持ちにくいものなんよ。

でもそれは悪い事ではない。
ごくごく普通な小市民である我々には普通の当たり前の展開なのだ。
常識的な感性の持ち主ならばそうなって当たり前です。
ていうか、そうなっていくようになってるんです。

自分に出来る事と出来ない事。似合う事と似合わない事。
器量におさまる事と耐えきれない事・・・
そんなこんなをひとつひとつ手探りで実感して知っていくのが人生なのですから。

ところが
そこで思考を終了させてしまってはつまらんのよ。
やっぱ男としては。

そうです。ネジを一本ゆるめましょう。だはは。
世の中で特殊な“オーラ”を発してる人々は誰でも、
ネジが一本ゆるんじゃってる、いやいや、
ネジが何本か、なくなっちゃってる人なんですよ、きっと。

そこでクローズアップされるのが、
先程から出てきてる根拠のない自信なのだ。

“無敵の自信”っていうか、
何事にも影響を受けない自信。
ここでいう“無敵”とは、誰にも何にも負けないって事ではないのだ。
文字通り、敵が無い・・・つまり“敵がいないって自信”なのだ。

ではでは、これを手にするには一体、どうしたらいいのであろうか?
いや、言い方を変えましょう。
これを手にするには一体、どのように自分を納得させたらいいんであろうか?

簡単です。

自信に理由や根拠を
求めなければいいんです。


数学の証明問題じゃぁないんだから、
自分や誰かを納得させる必要なんて本当は全然ないのさ。

ただし先程も言いましたが、
これは、おばかな“思い込み”とはまったく次元の違う話です。

「ん?理由はよくわかんないけど、
な〜んかそんな気がしてるんだもの・・・」


これが極意じゃ!



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