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DIARY

2002/11/09(土)

林輝太郎先生
みんなは、林輝太郎氏をご存知か?
商品先物等、相場に興味のあるヤツだったら
たぶん一度は見聞きしたことがあるとは思うんだけど、
とにかくまぁ、簡単に言うと相場の先生である。

俺は残念ながら、本人にお会いしたことはないのだが、
いちお、現在一般で入手可能な林先生関連の書籍は、
読破している。

林先生以外にも、立花義正氏・板垣浩氏のファンである俺だが、
その御両名にしても、林先生の流れで知ったのだから、
結局、俺の相場感の基は、林輝太郎先生ということになる。

世の中には、相場に関する書籍があふれている。
先生、評論家、アナリスト、現役ファンドマネージャー、ライター、
とにかく、色々な人が色々な本を出版している。
書いてあるウンチク、テクニックやノウハウもさまざまだ。

しかし、どれもが結局、

“今、こんな時代だから、大急ぎで投資活動にはげみなさい”系の本か、
“こうやったらあなたも株や投信・商品で大儲けできますよ”系のクズ本だ。
まぁ簡単にいうと、業界の為のプロモ〜ションだな。


そんな中で、林関係の書籍はちょっと違う。
てゆうか、読み物としては、読んでて全然面白くないのである。

他のクズ本は、なぜか読んでて、たとえ初心者であっても、

「ん?なんか簡単かもしれんぞ。俺にも簡単に出来そうな気がするど」とか、
「そっかぁ・・・今すぐ投資しなきゃいかんなぁ。おし。いっちょ一儲けだ!」
みたいなかんじで、気分を大きくしてくれるのだが、

林系の本は、その反対である。

うげ・・・難しすぎる・・・めんどくさい・・・俺にゃ無理かも・・・」

全部そんなかんじの本なのである。

誤解が無いように、申し上げておくが、
ファンダメンタルがどうだとか、テクニカルがどうだとかが
延々述べられていて難しいわけではない。

むしろ、他の投資本でよく出てくるそういった、PER(株価収益率)がどうとか、
移動平均線がどうだとかの話は一切出てこない。
そういう分析・研究っぽい話じゃなくて、もっぱら実際の売買の技術論なのだ。


そりゃそうだよ・・・だって世の中そんなに甘いわけないだろ?

どんなことだって、プロとアマチュアがいて
それで多少なりとも収入を得るとなったら、
つまりプロやセミプロとなるには、
それ相応の苦労や努力や技術の習得がいるもんだ。
もちろん才能も絶対に必要だろう。

俺もいちお、プロのミュージシャンのはしくれである。

やっぱ本屋に行けば、音楽関連の書籍にも目は通すのだが、
“一週間ギター上達法”とか、 “速習!ベーステクニック”系の本にはいつもあきれてしまう。

まじにそれ相当の腕になるつもりなら、
そんな本で簡単に身につくわけないじゃんか?
もしそうなら、みんなプロミュージシャンだ。


・・・ってことで、俺はもっぱら林ファンである。

今の世の中は、色々な意味で不安定だ。
経済に関しても不安だらけ。
将来の為に、投資や利殖・財産確保に関して関心をもっている諸君も多いと思う。

もし、こと相場に関して何かを得たいと思うんだったら、
下らんマネ〜雑誌や、業界系書籍を読むのは時間の無駄。

やっぱ俺としては、林輝太郎先生だろうと思う。




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