Area-TAKU

我行我素

2011/11/01

音のスピード（ファンクラブ会報原稿）

いつもみんなありがとう！

いきなりで何なんですが、
先日、ベースをメンテと改造に出しました。
みんなご存知の例の今メインで使ってるTAKU_TIGERなんですど、
なんかステンレスのフレットがでかくて高すぎな気がしててね最近。
指がひっかかるし、ハイポジで音がつまるかんじもしてたんで、
というのは俺、弦高ベタベタ、テンションゆるゆるが好みなので、
１号機や２号機くらいのフレット具合がいいのではなかろうかと。
それとね、ピックアップやボリュームの改造や、
手裏剣にも色々細工してもらいたいなと。
とにかく、TAKU_TIGER、年内には無理かもしれないですけど、
ますますパワーアップして帰ってくる予定なんで、
みなさんもお楽しみに。(^-^)b

ベースに関していえばね、
いっつも音とか試行錯誤してるんだけど、こうなんていうか、
どうしてもなかなか思うような理想な音になんないってのが正直なとこなのよね。
あ　てゆか違うんだな。
非常にいいなって思ってても、次のプレイの時には、
もっともっとってかんじにどんどん欲っていうか、
音のイメージが先にいってしまうんで、
それに追いつこうっちゅうきりがない毎日なんですねきっと。
あのさ、ベースって、
指で弾いてるぶんにはわりと雰囲気出しやすいっていうか、
指で音色作れるでしょ？
だけどさ、ベースのピック弾きってのはとってもやっかいなのさ実際。
ときどき思う。なんで俺はピックでベースを弾いてるんだろうって。
だからいろいろ大変なんだってね。
かといって指だと俺のやろうとしてる方向と違うでしょやっぱり。
何十年もやってるのに奥深いんだよねピッキングってば。

んでそいえばこのたび、
そんなこんなでベーアンのヘッドを新調したのよ。TCのRH450。
うしし(^-^)
RH450って、音よかなにより便利なんだよ。
あのね、なんとなんとチューナーまで内蔵なの（！）。
もちろんコンプも。しかも4kgしかないし。
（パネルのイルミもめっちゃ綺麗なのだ）
つうことはだ。
ヘッドを手で普通にエフェクターみたいに持ち歩いて
他になにもいらないってことになるわけだ。わお(^-^)v
音の好みでいうならば、アンペグの２proが１番なんだけどさ、
30kgこえるアンプ普段持って歩けないでしょ？やっぱ普通。
まぁ、実際には１・２号機の時はそれでいいけど、
TAKU_TIGERはあえてパッシブなので、何もいらないっていっても、
どうしてもアウトボードのプリアンプくらいはいるんだけどね。
とにかく、RH450のもっさりしたかんじがピックと相性がいい気がしてるんで、
しばらくはこの作戦でいこうかなと。

あとは弦だよね。いい弦ないですかね。
俺の好みでいうならば、より細いのがいいわけよ。
理想は.095以下でいいかんじにローが出てくれて、
かつテンションびよびよの弦。
というのは、俺、ゴリゴリ弾かないんですよ。
若者のピック弾きのプレイとか観てると、も〜ゴリゴリだもんね。
ぶっとい弦張ってテンションカチカチでめっちゃ堅いピックでゴリゴリゴリゴリ。
そゆのと根本的に違うからね俺のスタイル。
ヒョウヒョウといきたいっていうか、無理に楽器鳴らすっていうよか、
最小の力で弦や楽器に勝手に鳴ってもらってるっていうかんじ？
だから俺、ピックも、もんのすごく薄くて柔らかいですからね。
振りおろしてビンッって弾くというよりも、
当てたとこからスタートしてピックの“しなり”で弾く感覚だもの。

それとね、オルタネードで弾いたときの、
アップとダウンの音色差をなくするってのも永遠のテーマかな。
頑張ってオールダウンで弾いてた時期もあったし、
いつでもそんなの全然イケるんだけど、
思うにね、オールダウンでもオールアップでもオルタネードでも、
そんなの関係なくいけるかんじっていうか、
ようは超越したいのね、ピックの向きに。
なので上下で音色の差をわざとつけてる時以外には
まったく同じ音で出したいわけよ。でなきゃ向きを超越できないでしょ。
だからコンソールのソロボタン押してベースオンリーで裸で聴いてみても、
アップなんだかダウンなんだか識別できなくしたいんだ。
３０年やって、今ではだいぶ近づいてるけど、
まだまだまだまだ煮詰めていける部分ですね。

んで結局、俺にとって一番大事なのってのは、音のスピードなんだわさ。
弦の振動をより早く安定させたいっていうか。
普通ベースがドゥウ〜〜〜〜〜ンって鳴るときに、
低い音が、ド・ｯゥウ〜〜〜〜ンのウ〜ンから、
つまり後から追っかけて立ち上がってくるでしょ？
全然普通のことなんだけど、
あれが俺にしたらとってもやなわけなんだよ。どうにかなんね〜のかな？って。
つまり弾いた瞬間にウ〜ンがついてきてほしいんですよね。
そのためにボディの素材とか考えてもらったり、弾き方工夫したり、
まぁとにかく道は長いのよ。（笑）

あれま、ベースをメンテ出した話から、
今回は知らない間についつい、ベース談義を繰り広げてしまいましたが、
たまにはいいですよねそゆのも。
きっとほとんどのみんなは、チンプンカンプンの話だかもですが(・・；)いいよね？
たまには付き合って俺に。　てゆか俺、ミュージシャンですからね。
これ系の話はいっくらでも、話出したら止まらないぜ土曜の夜の天使さ的にあるから（笑）
いいんだか悪いんだかわかりませんが、
そもそも銀は昔からこゆ話する機会がなさすぎなのかもしれませんね。

というわけで、そろそろ年末に向けてのライブシーズンが始まります。
しばらくはTAKU_TIGERがないので、
１号機・２号機でみんなの街に参上するんで夜狼獅琥。

Hey ! It’s all right !










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