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我行我素

2012/09/01

散文-02(ファンクラブ会報原稿)


みんないつもありがとう!

さて前回、以前食った時にえらく美味かったちゃんこ鍋が、
今食うとそうでもないことに気がついて愕然となった話で終わったわけです。
それは食い物だけの話ではないよねってね。

そなんです。

時間の経過というのは恐ろしいもので、自分のすべての感覚を変えてしまう…
ってか時間の経過とともにすべての自分の感覚が前に進んでしまうってことですよね。
しかもそのスピードや方向は自分独自だってこと。
毎日一緒にいるパートナーとさえその進み方や方向が違うもんだから、
ましてや仕事仲間や友達となんて実は全然違うわけなんですよスピードと方向。

銀蝿もそうだもんね。
昔は似たようなコト考えてる似たようなルックスの横浜のガキんちょで
ごちゃごちゃ始めたわけなんですけど、ほれ、30年もたったらさみてみい。
4人とも全然パターんの違った大人になってるでしょ?
昔は5mmのずれだったところが、今や100mくらいの距離になってたりする。
嵐さんはああだし、翔さんはこうだし、ジョニーさんはそうだし、俺はほらこの通り。ぷw
いざ音楽やロックンロールやライブや音創りをする段になれば、
そこはほれ、長年のキャリアとツ〜カ〜の部分でなんとかキメれますが、
たぶん普段考えてることとか、興味を持ってることとか、こだわってる部分とか、
趣味嗜好交友関係、きっとてんでバラバラなはずですからね。

バンドの場合は今はそこを楽しんでるっていうか、
バンドそのものが立体的になって面白いと思えるから全然問題ないんですが、
問題は奥さんとか彼女とかの場合ですよね。
わりとズレに気がついてしまったらそこで正直終わりますからね、
なんか気持ちっていうか…そこはもう無理って。
ん〜残念だけどしかたがないこの現状。
でもお互い、立ち止まってはいられないですからねどうしても。
前に進まなければ、てゆか進んでしまうどうしても。
それでもハイさようならっていかない場合が大半だったりして。ん〜。

あと反対のこともありますよね。
以前はどうにもダメだったものが、今は全然オッケ〜っていうかむしろ大好物的な現象。

まぁともかく、人間の完成形ってのはどういうものなのかわかりませんけど、
日々完成を目指して向上してく努力を重ねるのが人生なのではないでしょうか?
(^^)vほい。

そいえばね。先日、俺の人生において最大限にびっくらこく事件があったわけですよ
いや〜〜〜っすごいですよね事実って。事実は小説より奇なりとはよく言ったものです。
「えっ?ま・まさか!」というようなことが起きるんですよね人生実際に。
こいつだけはと信頼していたヤツの裏切りとか、
それはなしだろ〜って事件は非常にきついっすね。コトもコトだったし。
さすがにこんな俺でも一週間はドンっと落ちましたからね。
人生勉強ですよね。学ばせていただきました今回も。まだまだ俺も青いですよね。精進精進。

そこで今回の教訓ゎ… 油断大敵!
モノゴト安心しきってホっぽっといちゃいけませんよね。
まさか… そのまさかの可能性を常に考えてないといけません。

ところで、これ書いてる今はちょうど夏休みなので、
普段遠くにいて会うことのできない、子供たちや孫たちと毎日ワイワイ一緒にすごしています。(^^)v
この1ヶ月は年に一度のパパ&じぃじに変身タイムです。

知らない間に、こんだけ自分の枝っていうか子孫っていうかがワイワイなってくると、
なんか生物としての子孫繁栄の義務は充分果たしたなとか思っちゃうわけで、
そうなってくると、ほいじゃ今後、人間としての使命は何なんだろうか?とかに考えがいくわけです。
年齢も50歳を越えてるわけだしね。これからの残り半分(?)の人生をいかに生きるべきか?
まぁ50越えて50を超えたいとは思ってますけどね。

今月9/22は、俺の52歳の誕生日なわけなんだけど、先日親しい友人に聞かれたのさ。
「誕生プレゼント何がいい?」ってね。
俺が「ん〜〜〜っ」って思いつかずにいたらその友人が
「あなたはもう 欲しいモノは全部手に入ってるもんね」と笑顔で言われたわけね。
そこで俺はふっとまじに考えてみたのその言葉を。

…もしかして、そうかもしれない。

そりゃもちろん、人間の欲望的な欲求は底知りませんからね、
これが済んだらあれ、あれが済んだらそれみたいな的な話は
いくらでも思いつくし浮かぶんだろうけれどもそうじゃなくて。
とにかくそうかもしれないって思ったのよ。

「実はもう、欲しいモノは全部手に入ってるんだ俺… 」わかる?その気づき。
そう考えたらまず誰にかわかんないけど、感謝の気持ちがドっとわいてきて、
次に浮かんだのがこれからの自分の生きる意味についての考察ね。

たぶん若い時とは確実に感覚は変わってるし、
できることできないことしていいこといけないことの分別もあっちゃったりするわけだしね。
でもわかるのは、自分の為にどうちゃらじゃ、もうきっと力が出ないですよね。
誰かの為だとか何かの為だとか、とにかく自分以外の為じゃないとシャカリキにはきっとなれない。
自分はもうどうでもいいってんじゃなくてさ、
誰かの為や何かの為になってはじめて自分自身も心からそれを喜べる的な雰囲気。

まぁ俺の場合はとりあえず音楽しかないわけですからねやってること。
銀蝿の活動も俺個人の活動も、そんなこんなを考えながらいきたいと思ってたりする今日この頃。
よくいうけどホント、自分に何ができるか?って話ですよね。

そいえば今年の夏も
楽しい思い出、たくさんできましたよ。



次回に続く…













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