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DIARY

1999/02/21(日)

80'S 特集!その2
俺達に演技ってのは、ちょっと無理ないかいっ?


念願のデビューを果たし、ようやくわかってくれる奴達と出会え、
仕事にも慣れて、自分達は使わないが業界の言葉も理解できる様になった頃、
始めは4人しかいなかった仲間が、いつしか銀蝿一家と呼ばれる大所帯になっていた。

大輔や哲太、リー、ミッツ、桃、小百合、薫と、ドンドン若い奴達が加わってきて、
この前まで新人バンドだったはずなのに、知らない間に後輩の面倒を見る立場になっていた。

銀蝿のメンバーと違って一家の若いヤツラは、ドラマとか、映画とかの芝居の世界にも
ドンドン進出していった。
そもそも演技などとは程遠い俺達と違って、あいつらは不思議とセリフとかちゃんと覚えて、
しかも演技までそれなりにできちゃうんだよな。

それにひきかえ、はっきり言って俺達演技ひでーもん。マジで ...
もー、俺もジョニーも嵐さんも翔くんも、マジ笑っちゃうってカンジ。
みんなに見してあげたい!オレラの演技。 大クサ!クサクサ!

なもんで、ドラマとか映画は、後輩達にまかせておけばいいって思っていた矢先、
勇気あるプロデューサーが、事もあろうに、無謀にも銀蝿にドラマの出演の話を持ってきた。

大クサのクサクサの演技しか出来ないくせに、
内心本当は出てみたい!なーんて思ってる非常にフザケた俺達は、
「イーヨイーヨ」と言いながら、チャッカリドラマに出演した。

もーそれがそれが、わかっていた本人達も思わず笑いを堪える程のものすごい演技!
クサヤ屋さん大爆発ってカンジ!
何のたわいもないチョイ役のシーンに、まさにオスカー級の熱演の数々。

NG特番撮ってんじゃないんだからさっ!

それでも、その迫真の演技を理解してくれた「茜さんのお弁当」「川崎探偵団」の2本には
今でも感謝しています。

しかしその後、やっぱり銀蝿には二度とドラマの話は来なかった ...


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